残業について
「お先に失礼します!」この一言がなかなか言い出せない昨今。日本の平均残業時間は月に28.6時間、月20日出勤だとすれば、1日1時間半近くは残業している計算になります。職業別では映像クリエイターが67時間と一番多く、一番短かったのが薬剤師の13時間という結果になりました。中には200時間/月以上の残業を行っているという人も居る様で、労働基準監督署よ働いてくれ…と切実に感じます。
さて、この様な現状から、日本は“残業大国”と言われています。福利厚生についてはだいぶ整ってきた印象はありますが、この残業はまだまだ改善点だらけです。では何故日本では残業が多いのでしょうか。この“残業大国”になった元凶が高度経済成長期であったと私は考えます。日本がその時期に著しく成長できた原因は何でしょう。それは『人が働いていない時間に働いた』からです。
そう、他国が遊んでいる時間に効率など考えずがむしゃらに働いた結果が高度経済成長として現れたのです。単に倍働いたから倍の成長を遂げたにすぎないのです。この経済成長が思わぬ悪習を産み出しました。それが残業です。残業する人が偉いんだという虚構を生み出してしまったのです。その為、経営者は仕事の質や量よりも仕事時間の長さを評価するようになってしまいました。
あなたの周りにも居ませんか、大した仕事量でもないのに延ばし延ばしで残業をする人が。そしてそういう人が評価されていませんか?これではどんなに優秀な人でもだらけてやる気も無くなるのは当然の事です。
昨今グローバル化という言葉が国内でももてはやされていますが、そういう言葉を使いたがる経営者に限って、サービス残業を容認もしくは強要する事が多く感じます。まるで国内で人気の出なかった売れ残りのクルマのように思えるのは私だけでは無いはずです。時間より仕事の量や質を見てくれる企業が今後増える事は有るのでしょうか。皆さんも転職の際にはお気を付けください。